2021年11月5日~2022年1月31日まで募集した「相続川柳」の受賞作品を発表いたします。
なぜ「親子で相続を考える会」を立ち上げ、相続川柳を募集したのか?
相続トラブルの多くは、親子のコミュニケーション不足から起こります。こうして起こるトラブルは、親子で事前に話をしておけば、防げることも少なくありません。
ところが、親が元気なうちに親子で「相続」のことについて話をする機会はほとんどありません。結局、ほとんどの家族は親の健康状態が悪化した時から相続問題を真剣に考え始めますが、そのタイミングでは手遅れになることも多いのが実態です。
そこで「親子で相続を考える会」を結成し、相続問題の解決をテーマにする企業・専門家が知恵を出し合い、親が元気なうちに、親子で「相続」を一緒に考えることができる様々なイベントや仕掛けを企画していくことになりました。その仕掛けの一つとして、相続川柳の募集をおこなってまいりました。
こうした活動を通じて、私たちは「親子で相続を考えるきっかけ」を広く世の中に提唱していきます。
『相続川柳』ご応募集計結果
募集期間 | 2021年11月5日~2022年1月31日 |
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審査方法 | 当会審査委員による厳正な審査により、最優秀作品(1作品)、優秀作品(5作品)、佳作(10作品)を選出。 |
応募総数 | 3,830句 |
平均年齢 | 59.38歳 |
賞品
賞 | 対象 | 賞品 |
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最優秀賞 | 1作品 | JTB旅行券5万円 |
優秀賞 | 5作品 | 全国共通お食事券2万円 |
佳作 | 10作品 | ビール共通券(350ml×10缶分) |
最優秀賞作品(1作品)
作者のコメント
ネットを利用して「終活ノート」を作成しましたが、さすがに「妻への感謝の言葉」を書く時は照れてしまいました。
審査員より
新型コロナウイルス感染症が世界中で蔓延し始めてから、早くも2年が経ちました。その中で人とのつながりやご自身の今後を鑑み、終活や相続対策を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。円満な相続のための対策として遺言書は大変重要なもののひとつですが、この遺言書には遺産分割のことだけではなく、「大事な人への想い」を書き示すことができます。「想い」も大事な財産のひとつであり、その財産も次の世代につなげていくことが真の相続であると私たちは考えます。現在の世相を反映しつつ、照れながらも感謝の想いを遺そうとする姿にご家族への愛をこの句から感じ、最優秀賞に選ばせていただきました。
優秀賞作品(5作品)
作者のコメント
相続の話題は、どうしても切り出しにくくて、時が過ぎていくことが気がかりです。
「あの時に話しておけばよかった」と後悔する前に、先手を打って、家族で積極的に相続の話し合いをしていきたいです。
そうすれば、未来に「福」反応が見えてくると思います。
作者のコメント
何かと面倒なイメージがつきまとう相続ですが、未来の世代に受け継ぐためのSDGsの一環だと考えれば新たな気付きがあるのかもしれません。
作者のコメント
あなた、がんばってね
作者のコメント
そんな事態にならないように遺言書の筆を走らせましょう
作者のコメント
実家にある床柱には子や孫の背丈が刻んであり、今年喜寿の父は「これだけが財産だから、継いでくれ」と事あるごとに言っています。
佳作作品(10作品)
作者のコメント
相続というお金や不動産が絡むとその人の心のありようが見えてきますね。
公平な人もいれば、悲しい心根の人もいるようです。
作者のコメント
財産はたとえ少なくても父は我が家のビッグボスですから、遺産相続には少なからず期待してます。
作者のコメント
遺言書を書いておけば 相続時の争いを防げる可能性が高い。
作者のコメント
遺言書を、タンスの引き出しでもよいので、残しておくと、後々になって争うことが少なくてよいと思い、詠んでみました。
作者のコメント
登記の書類が入った金庫含めて何もかも開かず皆でなかなか困りました。パスワード関係はセキュリティの問題として書いておくのもおかしな話ですし、突然なくなると開かなくなるものが多くて色々と大変ですよね。
作者のコメント
祖父母が持っていたいくつかの山は買い手がつかず放置状態。それをそのまま相続した母とその兄弟は大変そうでした。
作者のコメント
実家を失くすのは辛い、田畑は売れないし、平等に分けづらい
作者のコメント
お嫁に行くから、この家の財産は弟にあげてね。私はいらないから。と気持ち良く言ってくれた30年前。義母と義父が弱ってきたら、「私の分はもらうわよ残しておいて」とのこと。だったら介護の手伝いして欲しいです。
作者のコメント
すべてにおいてきちんとしていた祖父は、身の回りはきちんと片づけて、お金も大して遺しませんでした。これぞ相続の手本だと思いました。
作者のコメント
田舎の田畑は、若い子には要らないのかもしれない、と思って詠みました。
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