この度、プロサーチ株式会社は「親子で相続を考える会」を発足させ、
2018年11月5日~2019年2月4日まで募集した「相続川柳」の受賞作品を発表いたします。
なぜ「親子で相続を考える会」を立ち上げ、相続川柳を募集したのか?
相続トラブルの多くは、親子のコミュニケーション不足から起こります。こうして起こるトラブルは、親子で事前に話をしておけば、防げることも少なくありません。
ところが、親が元気なうちに親子で「相続」のことについて話をする機会はほとんどありません。結局、ほとんどの家族は親の健康状態が悪化した時から相続問題を真剣に考え始めますが、そのタイミングでは手遅れになることも多いのが実態です。
そこで「親子で相続を考える会」を結成し、相続問題の解決をテーマにする企業・専門家が知恵を出し合い、親が元気なうちに、親子で「相続」を一緒に考えることができる様々なイベントや仕掛けを企画していくことになりました。その仕掛けの一つとして、相続川柳の募集をおこなってまいりました。
こうした活動を通じて、私たちは「親子で相続を考えるきっかけ」を広く世の中に提唱していきます。
『相続川柳』ご応募集計結果
募集期間 | 2018年11月5日~2019年2月4日 |
---|---|
審査方法 | ご応募頂き2,951句を当社審査委員による厳選な審査により、最優秀作品(1作品)、優秀作品(5作品)、佳作(10作品)を選出 |
応募総数 | 2,951句 |
男女比 | 男性:1,150句 女性: 1,801句 |
平均年齢 | 58.57歳 |
年齢別 |
10代:14句 20代:92句 30代:320句 40代:364句 50代:548句 60代:856句 70代:568句 80代:160句 90代:10句 不明:19句 |
賞品
賞 | 対象 | 賞品 |
---|---|---|
最優秀賞 | 1作品 | JTB旅行券5万円 |
優秀賞 | 5作品 | 全国共通お食事券2万円 |
佳作 | 10作品 | ビール共通券(350ml×10缶分) |
最優秀賞作品(1作品)
作者のコメント
今なんでもスマホに頼りますが相続は親と話してほしい。負の遺産も相続の一部です。
それも愛した人なら受け入れられました。
審査員より
スマートフォンがあれば何でも調べられる時代になりましたが、相続の問題は千差万別でなんでも知っているSiri(スマートフォンのAIアシスト機能)でも、さすがに一家族の相続問題は解決出来ないでしょう。しかし今後AIがもっと進化してきたら、人間の代わりに悩みを聞き、膨大なデータから解決策を提案する、そんな時代がすぐそこまで来ていると思います。そんな今の時代をうまく反映した句として最優秀賞に選ばせて頂きました。
優秀賞作品(5作品)
作者のコメント
母親の方は突然認知症が始まりました。(気づくのが遅かったため)
85を過ぎた父親は、死ぬというワードを不吉だとさけたがり、それを強く話し合うこともできずにいる息子をイライラしながら嫁はみてます。
作者のコメント
子供からは言い出しにくいものです。時期を見て早めに息子、娘に切り出そうと思っています。相続は終活の大切な作業です。
作者のコメント
夫婦とも未だ元気だが、70代になったこともあり「そろそろ相続を・・・」と考え、子どもが帰省した時にじっくり話し合いを行った。親子それぞれが納得し、これで相続トラブルは起こらないことを確認したので、二人でのんびり、「ゆ(湯)っくり」の温泉旅に出かけた。その夜は、50年近い二人の結婚生活を夜を徹して語りあい、最後は二人で抱き合って今の幸せを共有した。これからは子どもに介護の世話にならないように、健康に気を付けて生きていきたい。
作者のコメント
ネット上での炎上という言葉をよく耳にします。相続に関しても炎上は避けたいものです。未来永劫、縁と情は大切に受け継がれて欲しいものです。
作者のコメント
僻地のような田舎では、土地に価値がなく、相続登記もなおざりにされがち、いつの間にか地権者が増え、自治体が道路の拡幅を計画しても、実施困難な状況が生まれています。
佳作作品(10作品)
作者のコメント
実体験です。2年前に主人が急死し、現在も主人のパスワードが分からず、買ったばかりのパソコンがそのままになっています。
主人は生前よく死について話しておりました。なので、どこに何があり、どうしていくかのような事は口に出しておりました。でもパスワードだけはどこをみても書いてなく、もうあきらめ、主人の遺品として私の宝にしようと思っています。
作者のコメント
30代で建てた我が家も老朽化してきた。資産価値も大したことはないので、私が逝っても揉める事はないと思います。
作者のコメント
姉と私と妹で何度も話し合いましたが、誰も実家を相続することができませんでした。誠に残念ですが、両親が建てた実家を売却することになりました。
作者のコメント
私の親は相続の事を聞くと不機嫌になり、「私に死んでもらいたいのか?」「私が亡くなってから自分で考えろ」などしか言わず、不安な気持ちを作品にしました。
作者のコメント
元気だった頃、父は達筆な人でした。亡くなってから遺言書を見て、体調を崩し辛い中、一生懸命書いてくれたのだと思い、真心に感謝しました。
作者のコメント
高齢の両親は相続の話を「まだまだ」と言って嫌がります。
病気になったり認知症になったり亡くなったりしたら、「ばたばた」してそれどころではありません。その後の相続は話し合いが「ごたごた」になる可能性が高いのです。
作者のコメント
それまで面と向かって話すことのなかった兄弟も、相続の件をきっかけによく集まって話し合うようになった。
作者のコメント
先祖代々大切に守ってきた田畑や山林も、今ではほとんど価値がなく、管理するのに余計な費用がかかるだけで、誰も欲しい者がなく、結局長男である主人が相続しました。子供は都会へ嫁ぎ、この先どうなるのか心配です。
作者のコメント
両親共に既に他界しましたが、子供の時は兄弟姉妹で家族仲良くケーキを均等化出来ていたものを、歳月が経過して大人となり遺産相続の際は兄弟姉妹で均等化など出来ずになにかと揉めた経験があります。現実的な問題とは言え、「お金の怖さ」が少し寂しかったですね
作者のコメント
遺産を巡って争うのは以ての外。相続は幸せのために活かしたいものです。
※作品の著作権はすべてプロサーチ株式会社に帰属しています。無断での転載やご使用はご遠慮ください。
親子で相続を考える会
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-3-26 N-cross KUDAN 6階
電話番号:03-5212-3656 FAX番号:03-3230-2790