この度、プロサーチ株式会社は「親子で相続を考える会」を発足させ、
2019年12月1日〜2020年2月29日まで募集した「相続川柳」の受賞作品を発表いたします。
なぜ「親子で相続を考える会」を立ち上げ、相続川柳を募集したのか?
相続トラブルの多くは、親子のコミュニケーション不足から起こります。こうして起こるトラブルは、親子で事前に話をしておけば、防げることも少なくありません。
ところが、親が元気なうちに親子で「相続」のことについて話をする機会はほとんどありません。結局、ほとんどの家族は親の健康状態が悪化した時から相続問題を真剣に考え始めますが、そのタイミングでは手遅れになることも多いのが実態です。
そこで「親子で相続を考える会」を結成し、相続問題の解決をテーマにする企業・専門家が知恵を出し合い、親が元気なうちに、親子で「相続」を一緒に考えることができる様々なイベントや仕掛けを企画していくことになりました。その仕掛けの一つとして、相続川柳の募集をおこなってまいりました。
こうした活動を通じて、私たちは「親子で相続を考えるきっかけ」を広く世の中に提唱していきます。
『相続川柳』ご応募集計結果
募集期間 | 2019年12月1日〜2020年2月29日 |
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審査方法 | 当社審査委員による厳選な審査により、最優秀作品(1作品)、優秀作品(5作品)、佳作(10作品)を選出 |
応募総数 | 4,224句 |
平均年齢 | 52.23歳 |
年齢別 |
10代:55句 20代:198句 30代:485句 40代:585句 50代:739句 60代:1,067句 70代:847句 80代:210句 90代:12句 不明:26句 |
賞品
賞 | 対象 | 賞品 |
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最優秀賞 | 1作品 | JTB旅行券5万円 |
優秀賞 | 5作品 | 全国共通お食事券2万円 |
佳作 | 10作品 | ビール共通券(350ml×10缶分) |
最優秀賞作品(1作品)
作者のコメント
相続は 損か得かよりも 礼義礼節そして何よりも家族の和が大切である。私は令和を礼和と解釈したい
審査員より
「相続」は、「争族」とよく言われるように遺産の奪い合いによる負のイメージを持たれがちです。しかし、この句に込められた「損得勘定より礼儀や家族の和を基準にする」という想いによって、「争族」を回避し、相続は家族の絆をより一層強固なものにすることができるでしょう。我々親子で相続を考える会が世に広めていきたい想いと合致しており、さらに、令和時代最初の相続川柳にも相応しい句として最優秀賞に選ばせていただきました。
優秀賞作品(5作品)
作者のコメント
亡くなると口座が凍結されてしまいます。父は急に亡くなり凍結されたので母はとても大変だったそうです。急にこまらないように元気なうちに考えておく必要があると思いました。
作者のコメント
いざ相続するとなったとき必要なもので、本人にしか保管場所がわからないものはなんだろうと考えながら作りました。この川柳をきっかけに準備しなきゃと思う人が増えたらいいなぁと思います。自分も含めて。
作者のコメント
ポイント還元が流行の昨今。相続にも、これを利用してみたら、どうでしょう?
ちょっと嫌らしいかもしれませんが、老後が心配な年になってきた私です(笑)
作者のコメント
亡くなったときに、相続する人数と土地の数が一致せず、
土地も気持ちも割り切れない経験をした話です。
作者のコメント
田舎暮らしだった祖父は現金をほとんど持っておらず、財産と呼べるものは山や田んぼくらいだったらしいです。
佳作作品(10作品)
作者のコメント
2020年オリンピックに合わせて詠んでみました。相続準備も早めにスタートした人が金メダル級の笑顔で最後を迎えられるのではないかと思いました。
作者のコメント
相続争いで壊れた関係はほぼ修復不可能。つける薬はありません。そうなる前の対策が大事だと、身に染みています。
作者のコメント
相続川柳について、母と話してた時に笑い話で出た話題を川柳にしてみました。頑固で堅物の父、果たして10箇条で足りるか分かりませんが母の遺言は長文になりそうです。
相続と言うと難しく考えてしまいますが、こんな笑い話から、少しきちんとした話へ自然にうつり、今後の事を考えるきっかけになればいいなぁと思いながら作りました。
作者のコメント
親子孫が、季節の折々、お正月やお盆など、家族が集まる機会に、ざっくばらんにお酒を酌み交わしながら、代々引き継いできたその家の歴史や遺産についてきちんと語り合い、円満に相続しようという意図で作りました。
作者のコメント
一円でも多く相続しようと必死な兄弟も、山奥の使い道のない土地だけはお互いに譲り合います。その譲り合いの精神が他の財産の際にも発揮されればよいのに。
作者のコメント
小さい頃、お菓子を半分こして、ちょっと大きい方を弟にあげることが姉としての優しさでした。その気持ちを忘れずにいたいです。
作者のコメント
お金の多さ、額面の数字が幸せになるために必要ではなく、人としてどう生きているかという部分が大事なんだと教えられた。直接話すのではなく、大きな背中でそれを語り伝えてくれた父親への感謝を込めた作品。
作者のコメント
遺言が残ってないと、相続人間の揉め事も多くなり、家族関係も悪化することになる。遺言を残しておくのは、家族の幸せを守るための親の義務である。
作者のコメント
呑気に構えている親に、つい言いたくなります。
作者のコメント
今流行りのユーチューバーですが、もし彼らが遺言をユーチューブで遺したらどうなるんだろうと思ってみました。
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